仮想通貨ビットコインが5万1000ドル台まで回復、マクロ経済要因はBTCに追い風か | | コインテレグラフ ジャパン
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米ドル指標(DXY)がピークを付けた一方で、ビットコイン(BTC)価格も短期的に上昇の兆しをみせている。
ビットコイン価格は、しばしばDXYとの間には相関関係があるとの説もある。金やビットコインなどの価値の保存手段として考えられている資産は、ドルに対して価格設定されているため、理論的にはDXYが下落すれば、BTC価格にはプラスの影響を与える可能性があると考えている。
ビットコインは再び5万ドル台に回復
ドルが保ち合いとなり始めたとき、ビットコインは3月3日に5万ドルを超え、5万1600ドルのレジスタンスレベルを再びテストする水準にまで上昇している。
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5万1600ドルを超えれば、5万6000ドルまでほとんどレジスタンスはない。したがって、このレベルを突破できれば、短期益には上昇の勢いを確保することになるだろう。
2020年3月に3600ドルの底値を予測した仮想通貨トレーダーのBitcoin Jackは、次のように指摘している。
「今後2週間以内に、1.9兆ドルの刺激策が承認される可能性が非常に高いことを考えると、ここでドルがピークになっていると思う。間違っている可能性はあるが、構造も以前の保ち合いと非常に似ている」
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ドル価格が停滞してビットコインが上昇し続けた場合、BTCは2つのマクロ要因から同時に利益を得ることができる。
まず、ドル下落は当然にビットコインに利益をもたらすだろう。第2に、1.9兆ドルの経済刺激策は、ドルの価値を希薄化させ、より幅広いBTCの上昇ラリーの触媒として役立つことになるだろう。
先週のビットコインの下落は、ドルが上昇し始め、債券利回りも上昇したために、ビットコインが不安定なマクロ要因の影響を受けた可能性がある。
マクロ的な経済状況が、ビットコインの反落を招いた触媒であった場合、債券利回りが緩和されている今、ビットコインの勢いを今後数週間は支えることもあり得る。
4万2900ドルが底値だったか?
Ground Xのディレクターであるジョン・チョー氏によると、4万2900ドルは、予見可能な将来におけるビットコインの底値になる可能性が高いとみている。
チョー氏は以前、ビットコインの短期的な調整を予測し、約4万~4.1万ドルに下落すると予想していた。BTCは実際にはそこまで下落しなかったが、4万3000ドル以下まで下落し、高値から約30%の下落となった。
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4万4000ドルが主要なサポートとして機能していたが、ビットコインが5万1000ドルまで急速に回復した。
ビットコインの強力な回復に続き、ビットコインが5万6000ドルのレジスタンスエリアを再びテストすることが重要だ。そうなれば、史上最高値更新への道が開き、6万ドルが次のターゲットになるだろう。
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