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世界最大の資産運用会社ブラックロックと米コインベースが提携──機関投資家向けサービスを強化 | coindesk JAPAN | コインデスク・ジャパン

世界最大の資産運用会社、米BlackRock(ブラックロック)は、暗号資産取引大手の米Coinbase(コインベース)と提携、機関投資家が直接、暗号資産を利用できるようにしていく。

両社は、コインベースの機関投資家向けサービス「Coinbase Prime」と、ブラックロックの投資運用プラットフォーム「Aladdin(アラジン)」を結び、機関投資家向けに暗号資産取引、カストディ、プライムブローカレッジ、レポート機能を提供する。

ブラックロックは、2022年第2四半期時点で8.5兆ドル(1140兆円)の運用資産残高を持ち、アラジンは保険会社、年金基金、企業、資産運用会社、銀行、公的機関など、200以上の機関投資家をユーザーとして抱えているという。

暗号資産価格の下落とともに、大幅に下落していたコインベースの株価はこのニュースを受けて急騰。一方、ブラックロックの株価はわずかに上昇した。

「当社の機関投資家クライアントは、デジタル資産市場への投資に関心を強めており、そうした資産の運用ライフサイクルを効率的に管理する方法に焦点をあてている」とブラックロックの戦略的エコシステムパートナーシップのグローバル責任者、ジョセフ・チャロム(Joseph Chalom)氏はブログに記している。

「今回、アラジンとの接続により、クライアントは既存のポートフォリオ管理および取引ワークフローでビットコイン投資を直接管理し、資産クラス全体にわたるリスクのチェックすることができる」(チャロム氏)

ビットコインへのアクセスは、Coinbase Primeを通じて行われる予定。両社は、プラットフォームの統合に継続して取り組み、さまざまな機能を段階的に展開していくという。

ブラックロックのラリー・フィンク(Larry Fink)CEOは今年3月、同社が暗号資産取引サービスを検討していることを認めていた。今回の提携は、暗号資産に対する機関投資家の関心が継続していることを示している。

関連記事:米ブラックロック、暗号資産取引サービスを検討:フィンクCEO

コインベースは今年、暗号資産価格の大幅な下落、競争の激化、規制強化の中で苦戦を強いられている。機関投資家の資金を呼び込むことは同社、そして暗号資産業界全体に回復のための道筋を開くかもしれない。

「ブラックロックの投資運用技術における深い専門知識と、コインベースの統合されたセキュアなトレーディング、カストディ、プライムブローカレッジサービスを組み合わせることで、暗号資産投資への機関投資家のアクセスと透明性を高めることができる」とコインベースのエミリー・チョイ(Emilie Choi)社長は声明で述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:コインベースのブライアン・アームストロングCEO(CoinDesk archives)
|原文:BlackRock to Offer Crypto for Institutional Investors Through Coinbase Prime

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